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作成日:2015/12/14
ワタミグループ 過労自殺で和解



ワタミグループ 過労自殺で和解

ブラック企業の代表としてよく名前が上がっているワタミグループの話です。

2008年、「ワタミ」の子会社の新入社員だった森美菜さん(当時26)は、月140時間以上の残業の末、適応障害で自殺しました。森さんの両親はおととし、ワタミと創業者の渡辺美樹参議院議員らが「管理責任を怠った」として提訴しました。ワタミ側は今月8日、自殺は過労が原因だと責任を認めて謝罪し、両親に約1億3000万円を支払うことで和解が成立しました。ワタミは「心からおわびし、労働環境の改善に取り組む」としています。
まさに安全配慮義務違反に該当します。

森さんと同じ2008年以降に入社したおよそ1000人に対して、未払い賃金としておよそ4500万円を支払うこと、過重労働の再発防止策を守ることなどで和解が成立。
過重労働再発防止策は多岐に及びますが、要約すると、(1)タイムカードによる徹底した労働時間管理、(2)残業時間の上限となる三六協定の遵守とそこにおける上限時間の低減努力、(3)労基署から是正勧告があった場合は従業員等に周知・報告、(4)研修等は労働時間として適正に把握 等です。

これらの項目は、労基署相手での交渉で、私が日常取り組んでいる項目です。
全て労基署の指導の通りにすると会社が立ち行かなくなることもあり、企業の対策と支払い能力、今後の企業経営、監督官の考え等を総合的に判断しなければならず、大変難しい業務です。 

根本は、コンプライアンスと社員の幸福、会社の維持・発展を真剣に考えることです。
人事・労務管理を真剣に考えている経営者の皆さん、いっしょに少しでも社員が働きやすきく、会社の業績もアップする人事・労務管理に取り組みましょう。
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