最新情報
最新情報
作成日:2021/08/15
「働く …ということ」「働かせる …ということ」「定年後再雇用者への同一労働同一賃金等への対応実務」を考える



「働く …ということ」「働かせる …ということ」「定年後再雇用者への同一労働同一賃金等への対応実務」を考える

まず、今読んでいる本で、「定年後再雇用者への同一労働同一賃金と70歳雇用等への対応実務」です。社労士著で日本法令出版・255ページ:定価・税込みで2,860円。最近出版された本です。

高齢者雇用の専門家「65歳超雇用推進プランナー」である私にとって、非常に重要で、役に立つ、業務そのものの本です。繰り返し、読みたい本です。

もう一冊は、定期購読している社労士の業界誌で、最も重要な「ビジネスガイド」:日本法令・出版です。115ページくらいで毎月、隅々まで読んで活用しています。

定期的に同社出版の本の案内があるのも助かります。毎月定期的に本を購入します
(毎月5,000円〜15,000円くらい)。

関心を引いたのが、8月号の38ページから始まる、向井弁護士著の「日報活用による問題社員への対応」です。
社員への教育、人事・労務管理の根本的な考え方で、非常に参考になります。

私は普段よく、問題のある社員への対応で相談を受け、経営者と一緒に対応、解決を図ります。

今扱っている、問題社員とそれを擁護する労働団体相手の案件も、勤務時間中、会社のパソコンを使い、SNSで会社とか、社長・上司の悪口を毎日のように書き込み、会社への不満ばかり考えてる …等、問題だらけの社員です。

労働団体の主張はこのように、さぼり・職務専念義務違反の行為も「当然の権利」ということです。権利ばかりを主張し・義務を果たさない、理解しがたい・到底受け入れがたい主張です。

(精神状態が大丈夫なのか? 会社はこのような勤務態度は許しません。しかも雇っているのは、この労働団体でなく、会社です。)

問題のある社員は、だいたい「権利ばかりを主張し・義務を果たさない」ケースが多いと言えます。

向井弁護士の著述で、「問題社員の根本的な原因は、自分を客観視できないこと」「多くの問題社員は、自分は仕事ができる、もしくは、成績が上がらないのは会社のせいだと思っている」とのこと。

ゆえに、問題社員は「自分の勤務態度等には問題がない」と本気で考えている …とのこと。なるほどー「自分が正しく、相手=会社とか上司が悪い」と本気で考えているだ。

労使紛争でもめるのは、問題社員が「自分は正義で、悪者の会社と戦っている。正義の戦いだ!」と考えていることが多いから か…信じがたい話ですが、そうなんですね。

向井先生の指摘は、「自分を客観視できない」のであれば、仕事を見える化する日報の活用が必要で有効とのこと。

会社、上司は、問題社員を、ほどほど困って(うんざりして)相手にしたくないとか、無視したりせず、日報等活用し、日々の仕事で良かった点、悪かった・不足している点を確認し、改善するまで繰り返し指摘して、良くなった点は励まし褒めることが重要とのこと。
有名な経営学者のピーター・ドラッカの説で「企業の目的は顧客の創造である」があります。社員の給与は、お客さんがいて、品物・サービスを適切な価格で購入していただき、代金を支払っていただくことで発生します。

決して、何もしないで会社にいて、タイムカードどおり時間が経過したから自動的に給与が発生する(なんとも貧しく、哀れな勤労観です。) のではないのです。

社長は、このように社員を本来の「企業=及び社員の目的は顧客の創造である。お客さんに喜んでいただく、お客さんの役に立つことを目標にする」であることを教育し、会社にとって、社会にとって必要な人材に育てることです。
働くことの意義、やりがいを感じるようにすることです。

そのためには、しっかりした経営方針・経営理念を確立し、それに向かってしっかりした教育、人事考課をすることです。
何が良くて、何がダメなのか、まずは、しっかり社員に関心をもって、本気で向き合うことが重要です。

ビジネスガイド 8月号

主営業範囲(旭川市、札幌市、名寄市、士別市、富良野市、深川市、滝川市、砂川市、
留萌市、紋別市、北見市及びその周辺地域) 

主要業務
個別労使紛争の予防、解決
各種助成金申請・社内活性化・コンプライアンス(法令遵守)
給与計算・社会保険・労働保険の諸手続
就業規則・給与規程・退職金規程他各種規程の制定
建設業等許可・経営審査、記帳会計
取次申請(出入国管理手続き)
会社設立(ご希望の会社設立のお手伝いをします)
お問合せ
(株)北海道ヒューマン・パワーズ
〒070-8016
北海道旭川市神居6条3丁目2-12
TEL:0166-61-4247
FAX:0166-61-4300

特定社会保険労務士・行政書士
事務所:名寄市西4条南3丁目
TEL:01654-9-2777
FAX:01654-9-2780

主営業範囲(旭川市、名寄市、士別市、富良野市、深川市、滝川市、砂川市、留萌市、及びその周辺地域)