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作成日:2022/02/20
48年前の北大法学部模擬裁判「大阪空港裁判」 昭和49年6月・クラーク会館大講堂



メンバーは8人だったと思います。私、卒業後・北海道のとある中堅の信金トップ(理事長)までなったS君、東北出身で東北の銀行に就職し・その後札幌で私と同じく社会保険労務士をしているM君、埼玉県出身で50年以上親しくお付き合いしているS君、裁判所の判事になったN君 等です。

テーマをどうする? いくつか候補が上がって、最終的に「大阪空港裁判」か「ロボトミー事件=医療裁判」のどちらかで決まりました。

「ロボトミー事件=医療裁判」
かつては、精神外科の名のもとに爆発性精神病質などの診断を受けた患者に対し、情動緊張や興奮などの精神障害を除去する目的で前頭葉白質を切除する手術(ロボトミー)が実施されていました。その後、昭和50年以降、禁止されたようです。

医療裁判は今でも難しい状況にあります。証拠、証人を集めづらい等 多くの問題があります。
よほどの過失でなければ、頻繁に裁判で訴えられると医師も委縮して、最新の治療に取組まなくなります。結果、最新治療が遅れて助かる命が助からなくなります。

最終的に「大阪空港裁判」になりました。
1969年12月14日、国営空港たる大阪国際空港(伊丹空港)に対して、騒音公害被害に遭った伊丹空港周辺住民28人が日本国政府を相手取り、1.夜間空港使用の差し止め、2.過去の損害賠償3.将来の損害賠償 を求めて提訴した。
最高裁判所昭和56年12月16日確定判決。

この裁判は当時、憲法での「環境権」をとなえる学者も多く出て、大きなく関心を持たれました。民法での損害賠償、行政法 その他、多くの分野の法律がからむ難しい問題です。当時、I君が現地大阪に行って、多くの取材をしてきました。

北大法学部当時の、非常に懐かしい思い出です。卒業後の消息が不明な者も数名います。「また集まって、飲みながら色々なことを議論したい」と思います。

今でも、私は民法、中でも損害賠償(不法行為)、債務不履行等、労使紛争予防、紛争が起きた場合の解決に大いに役立っています。

写真は、模擬裁判の冊子(34ページ)の表紙、当時学長だった(と思うのですが)、著名な今村成和教授(行政法・経済法)のコメント =教授は当時、難しいテーマ・裁判である、この事件に関し、度々 アドバイスして下さいました。
最後は、私の卒業証書です。昭和52年3月証書の学長名に今村先生の名前があります。
模擬裁判

右裁判 今村
卒業証書
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