作成日:2020/05/06
母の短歌集「春の音」
事務所の書籍コーナーに母の短歌集がありました。昭和61年7月発行です。母は、愛別町出身で結婚して当麻町にやってきました。
若いころから(10代)短歌に熱心で、晩年まで短歌を詠んでいました。忙しい農家の仕事のあいまいに取組んでいたので、大変な苦労でした。道新に投稿するのはもとより、主に「原始林」の会員として長く活動していました。
夢は、皇居での「歌会始」に選ばれることで、いつも努力していました。
母は好奇心が旺盛で努力家で、いつも色々なことに関心をもっていました。また、どこかに旅行に行くことも大好きで、違った土地での体験を詠った作品が多かったです。
しかし、年老いてからは病気がちで、長く病院に入院していました。平成11年4月16日に80歳で亡くなりました。
母の短歌集は、旭川市の図書館の文学記念コーナーでも保存されています。
ご紹介する歌は、私が20歳の学生の時に、約半月掛けて、本州と四国を旅行した時に、小豆島で買ったお土産についてです。
「小豆島のおみやげとて子が買ひて来し赤き木の実ブローチ笑まし」
他に旭山公園において、「人の世に生くるは難行苦行とぞ説きいますごとし立木大師像」
写真は50代の頃の母の写真と、短歌集です。

