作成日:2024/05/04
ここ数日の労働相談、労働事件 その2
昨年春、自己都合退職した労働者が、東京の大手の弁護士事務所を通じて、「時間外を払え」と訴えてきています。
時間外、3年間で1,300時間、未払残業代約700万円。会社側は、裁判になりそうなので、最初から弁護士に依頼しています(札幌)。
この度、労働審判があったとのこと。申立人とズームで参加している東京の弁護士、こちらは担当役員と札幌の弁護士。
東京の弁護士はズームで参加で、服装はジャージのような、極めてラフな格好だったようです。この弁護士事務所、「着手金なし」で相談に対応しているようで、お金に困っている申立人は、その「着手金なし」が魅力で頼んだようです。
もしかしたら、その東京の弁護士事務所、従来の「過払い金請求」が旨味が亡くなったので、今度は「残業代請求」に切り替えたか?
ところで、最近の事件で思い出すのが、テレビ等で派手に宣伝していた法律事務所の事件です 2024年2月19日 東京ミネルヴァ法律事務所を除名 “預かり金25億円不正流用”
消費者金融への過払い金の請求などを多数請け負い、依頼者に返還しないまま4年前に経営破綻した弁護士法人の「東京ミネルヴァ法律事務所」について、第一東京弁護士会は「依頼者からの預かり金25億円が不正に流用された」として最も重い除名処分としました。
さてこの会社、労基署の調査、退職した社員からの訴えられたり、と色々痛い目に合っています。
労働審判の今後の対応、法的判断・裁判の戦い方。また、この労働審判で裁判官から「管理監督者」を否定されたので、管理職の賃金体系の見直し、労働時間の把握、時間外労働の削減等 沢山のことの相談を受けています。
写真は、「労働時間・残業代 裁判所の判断がスグわかる本」です。今回のように裁判になった場合、特に参考になります。

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