作成日:2024/08/23
「労働時間」とは? 一方、社長が考える「労働時間」とは
「労働時間」とは? 実は法律での定義はなく、裁判の積み重ねで決まってきました。
裁判例によれば、「労働時間とは、明示もしくは黙示で使用者の指揮命令下に置かれている時間のこと」です。労働時間にあてはまる時間は、すなわち、給料や残業代の対象となります。
分かりやすく言うと、「労働時間=会社にいる時間」となります。仕事をするふりをしている時間=実は居眠りしている、他のことを考えている、さぼっている 時間も全て労働時間です。
当事務所は、「就業規則の見直し」も重要な業務です。「労働時間」の扱いも、法的に問題ないように整備します。これにより
1.社員に訴えられなくなる(時間外労働の未払)
2.労基署の調査が入っても、あまり指摘されない
社長は、これら法的な「労働時間」をしっかりと守る必要があります。
しかし、いくら整備して「労働時間=会社にいる時間」も、売り上げも収益も増えません。一方、社長が考える「労働時間」とは …これが重要です。
例えば、飲食店の従業員の労働時間とは、「飲食業はモノだけでなく、サービスを提供するサービス業」です。付加価値提供業です。付加価値=お客様の喜び=”愛”提供業です。美味しい料理、こだわった食材、感じの良い接客、食事と雰囲気を楽しんで満足して頂き、また来ていただく(リピート) これにより、売り上げ、収益を上げるのが 「労働時間」です。
前もご紹介した通り、今、約30万円の経費をかけて「就業規則運用コーチ養成講」の勉強中です。就業規則見直しをきっかけに、会社をより良くするコンサルの勉強です。 …写真 例えば、以下コンサルの項目です
○事業 ・労働に関すること、・労働者等の福祉
○健全 ・労働トラブル防止、・離職率低下
○発展 ・売上・利益、・労働生産性向上、・離職率低下、社員満足度向上

顧問先の発展に大いに役立てるように、頑張りたいと思います。今、猛烈に勉強中です。
今回、旭川事務所と名寄事務所用に「労働時間管理マニュアル」を買いました。 …写真小さな本で、わずか200ぺージくらいで、2,700円+税 約3千円と高い本です(今月改訂版の発行)。職員含めて、しっかり勉強し、顧問先に対応したいと思います。

松田事務所
主営業範囲(旭川市、札幌市、名寄市、士別市、富良野市、深川市、滝川市、砂川市、留萌市、紋別市、北見市及びその周辺地域)
主要業務
個別労使紛争の予防、解決
各種助成金申請・社内活性化・コンプライアンス(法令遵守)
給与計算・社会保険・労働保険の諸手続
就業規則・給与規程・退職金規程他各種規程の制定
建設業等許可・経営審査、記帳会計
取次申請(出入国管理手続き)
会社設立(ご希望の会社設立のお手伝いをします)
年金の調査、請求