作成日:2015/02/15
まろやかに雪積む石をめぐりつつ流れさやかに春の音する
私の母は、平成17年4月 80歳で亡くなりました。
好奇心旺盛で努力家で、大変な勉強家・読書家でした。
書も達筆で、我が家の額縁に母の書を飾っています。
短歌も若い頃からたしなみ、昔から短歌誌「あさひね」「原始林」等
に投稿していました。
皇居での歌会に招かれることを目標にしていたと記憶しています。
さて、昭和61年歌集「春の音」を出版しました。
親不孝な私は、親の趣味にあまり関心がなく、この母の歌集もあまり
読んでなかったのです。
最近、折に触れ 歌集を手にしています。
まろやかに雪積む石をめぐりつつ流れさやかに春の音する
… 松田 ひさ
歌集のタイトルのこの歌は、石狩川の源流、層雲峡の川を歌ったもの
です。