作成日:2015/03/25
イソップ物語から:ジュピターの二つの袋
イソップ物語から:ジュピターの二つの袋
ジュピターが人間をお造りになったとき、二つの袋をお与えになった。
一つは、隣人の欠点の入った袋で、もう一つ は自分の欠点の入った袋
だった。
ジュピターは、人間の肩にこの二つの袋をおかけになった。
こうして一つは、前にぶら 下り、もう一つは背中にぶら下った。
人間は、隣人の欠点の袋を前にかけたままにしので、隣人の欠点は、
鼻ずらに見えるのだが、自分の欠点を見るには、痛みを伴うのだ。
とかく人間は人の欠点はすぐ気づくが、自分の欠点は気づきにくい
ものですね。
他人の良いところを見るように、意識して努力する必要がある
…ということのようです。