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作成日:2024/03/04
先日2日(土)の情報7daysニュースから  日本の従業員のやる気、熱意は世界最低?



最近度々、このような内容の報道があります。「やる気・熱意が低下傾向にあるのは事実か?」
オランダのランスタッド社の調査(2019年公表)によると、日本は「仕事に対して満足」と回答したのは42%で、34カの国と地域の中で最下位でした。アメリカのギャラップ社の調査(2023年公表)によると、「熱意あふれる従業員」と回答したのはわずか5%で、日本は125カ国中最低でした。他にも、日本のこうした状況を示す調査結果が多数あります。

では、当の従業員はどう受け止めているのでしょうか。大手・中堅企業に勤務する従業員にヒアリングしました。
「以前のように燃えるように仕事に取り組む人は、目に見えて減りました。とくに20代は完全にプライベート優先で、気に入らない仕事だと、途中で投げ出す。強く注意をすると、『はいわかりました』と言ったきり会社に来なくなる。どうしたもんでしょうかね」(サービス・40代)

「私も周りのメンバーも、モチベーションや会社への帰属意識が下がっています。コロナ禍以降、自分は自分、人は人という感じで、職場の一体感がなくなりました。この会社で自分が成長できるという実感もありません。人事部は、やれ飲み会だ、やれワンオンワン・ミーティングだと騒いでいますが、皆しらけ切っています」(IT・20代)

「日本人って、昔は仕事への熱意や組織への忠誠心の高さが世界的に有名でした。低下傾向は理解できますが、世界最高が簡単に世界最低になるものでしょうか。調査の設計や尋ね方に問題があるような気がします。」(商社・30代)

番組の中で、ここ数年「働き方改革」が叫ばれて、休日の増加、時間外削減の話しばかりで、「仕事の成果とかやりがい」を重視することを忘れている …との意見も。職場のコミュニケーション、人間関係形成も減少化傾向です。

中小企業は人事考課、それに基づく給与体系も未整備な会社がほとんどです。

そのため従業員は、自分が会社から何を期待されているのか、目標をどう達成したらよいのか、達成できているのかいないのか、よくわかりません。真面目な人ほど、「何をすればいいんだ?」「俺って会社にとって何なの?」「いつまでこの状態が続くんだ?」「この会社にいて自分は成長できるのか?」と不安・不満になります。

労働基準法的労働観=「仕事=拘束時間、時間の切り売り」といった、貧しい勤労観では、仕事のやりがいは、絶対にうまれません(もちろん、労働時間の把握と、時間外労働の完全な支払いは当然ですが)

番組では、「働き方改革」ではなく、「働きがい改革」が必要と強調されていました。さー、大変だー、ますます社会保険労務士の出番・重要性が増えています。
当事務所も、人事考課、賃金体系の見直し、社員のモチベーションアップ施策のお手伝いがますます、重要な業務になると思います。
やる気 最下位
…写真の様子
やる気
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